【書評】「実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた」の感想

こんにちは、tomoです。

「実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた」という本を読みました。この本は、大阪府知事・大阪市長を勤めた橋下徹氏の著書です。

すべての働く人に読んでほしい一冊。

この本は、橋下氏の知事・市長時代の経験が書かれています。会社員の方が、この本の内容をそのまま実行しようとしても難しいと思います。役所の方でも難しいかもしれませんが。しかし、仕事をするうえで参考になりそうな部分もありました。その部分を共有したいと思います。

リーダーの役割は「部下ができないこと」をやり遂げること

トップが仕事をする上で一番大事なことは、「部下ができないこと」をやれるかどうかです。部下との人間関係というのは、組織マネジメントにおいて決定的な要因ではないと思います。

仕事において、人間関係が重要と考えている方は多いのではないでしょうか? 私も人間関係は重要と思っていました。しかし、人間関係を気にする前に「部下ができないことをやる」ことが一番大事と橋下氏は述べています。

「部下ができないこと」をリーダーがやり遂げる。これを行っていくことで、リーダーへの信頼は自然とできてきます。

仕事をやり遂げるという信頼があって人間関係が築かれます。これはリーダーだけに限ったことではないと思います。人間関係に悩んでいる方は仕事をやり遂げてみてはどうでしょうか?

反対意見は徹底的に聞く。しかし最後は決定に従ってもらう

「決まったことには従う」という原則を組織に守ってもらうことが、反対意見を聞くための大きなポイント

反対意見を聞いたうえでの決定は、反対者の不満を和らげ、適度な修正がかかってその後の運営がうまくいくことが多い。

仕事を楽に進めようと思うと、周りをイエスマンで固めるほうがいい気がします。しかし、反対派を周囲に置くことで様々な意見が聞けて、結果的に運営がうまくいきます。

ここで重要なことは、メンバーに「決まったことには従うこと」を徹底させることです。ここが徹底していないと、言いたいことだけ言って組織が同じ方向を向きません。

意見を徹底的に聞くこと。決まったことには従うこと。この2つはどちらも重要でどちらかが欠けてもダメです。

ここは私が一番共感した部分です。

上司やトップに案をあげるときには、相手の視界を想像してみること

同じ組織の中にいても、平職員(社員)と課長と部長は、見えている風景がまったく違います。見えている風景の違いを意識せずに、上司に案をあげても「それは、君の視点でそういうふうに考えているだけじゃないの?」と思われてしまいます。

上司に自分の熱意をどれだけぶつけても、相手の立場を意識できていなければその提案が無駄になってしまいます。その立場を意識するにはどうしたらいいのか? それは想像するしかありません。

仕事とはいかに想像力を働かせられるかが重要です。想像力を働かせすぎて努力が無駄になってしまうことがあるかもしれません。その無駄な努力がどれだけできるかで周りの評価が変わってくるでしょう。

最後に

貴重な府知事・市長時代の経験を書籍で読めるというのは素晴らしいことですね。私も自分の経験を書籍にできるようになる!

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