GitでWordやExcelなどのOfficeファイルをバージョン管理する方法について紹介します。
以下の動作環境で実施しています。必要に応じてインストールをお願いします。
- Git 2.23.0
- TortoiseGit 2.12.0.0
- WinMerge Version 2.16.12.1
管理方法
Officeファイルの管理自体は、テキストファイルなどと同じようにリポジトリにファイルを追加すれば可能です。
しかし、TortoiseGitで差分を見ようとすると以下のように表示されます。
このWordファイルだと、差分の確認はまだしやすいかもしれませんが、内容が増えていくと見づらくなってしまいます。
差分の表示方法をWordではなく、WinMergeを使うことで見やすくすることが可能です。
TortoiseGitの設定変更
TortoiseGitの設定画面を開いて、「差分ビューア」-「高度な設定」を開きます。
この一覧からWinMergeを使って差分比較したい拡張子の設定を削除します。今回の場合だと、.docx
ファイルを削除します。
WinMergeでの差分確認
先ほどと同じようにTortoiseGitから差分を確認しようとすると、WinMergeが起動してWordファイルの差分が表示されました。変更箇所が分かりやすいですね。
もし文字化けしたような画面が表示された場合は、以下の記事の内容を設定してみてください。
複雑な文書だと、差分が確認しにくいなと思いましたがないよりはマシです。
最後に
Gitで管理するならMarkdownを使うことをおススメします。