この記事はパソコンから書いているんですが、パソコンは充電をしないと使えなくなります。
もし、充電をしないといけないパソコンが充電をしなくてもよくなったら。
そんな遠い未来のような話がすぐそこまで近づいています。
今日は夢みたいなことを実現する技術を紹介します。
エネルギーを収穫して電力にする技術。エネルギーハーベスティング。
充電がいらない技術。それがエネルギーハーベスティングと呼ばれる技術です。
エネルギーハーベスティングは、周りの環境(太陽光、振動、熱など)のエネルギーを収穫(ハーベスト)して、電力に変える技術のことをいいます。
環境発電技術とも呼ばれています。
エネルギーを電力に変換する方式は様々ですが、主なエネルギーは以下の4つです。
- 光エネルギー
- 熱エネルギー
- 振動エネルギー
- 電磁波エネルギー
エネルギーハーベスティングとは 出典:エネルギーハーベスティングコンソーシアム(https://www.nttdata-strategy.com/ehc/about/)
これからIoTがどんどん普及してきますが、この技術は切っても切り離せないものになると思います。
エネルギーハーベスティングの応用例
エネルギーハーベスティングで収穫するエネルギーは非常に小さいものです。そのため、変換できる電力にも限りがあります。
制約のある技術でも、応用されている事例はあります。
- ヒトやモノが移動する際の圧力を利用した電力床
- 放送波、無線LANなどの電磁波の回収による電力の取り出し
- 体温で発電するウェアラブル端末
意外に多いという印象です。
今、この技術を使って開発したい案件があるのですが、どこまで使いこなせるか。まだまだ調査する余地はありますね。