最近のニュースを賑わせているAIという言葉。どれだけ知っていますか?
AIについて詳しく解説していきます。
AIの概要
日本語では人工知能。英語だとArtificial Intelligenceの略です。
AIの定義は研究者によって異なっています。一般的には人間の知的行為を模倣させたソフトウェア
のことをいいます。もっと簡単に言うと、人の考えて行動する行為をソフトウェアにさせることがAIとなります。
AIは様々な分野に活用されています。代表的なものだけでもこんなにあります。
- ゲーム
- 画像認識
- 動画生成
- 自動運転
- ロボット
- Chatbot
- 翻訳
- 文書作成
AIの歴史
AI(人工知能)は、最近になってできた技術ではありません。昔から研究が進められてきました。歴史を詳しく見ていきましょう。
- 1960・1970年代 第一次AIブーム
- 1980・1990年代 第二次AIブーム
- 2010年代 第三次AIブーム
1960・1970年代 第一次AIブーム
この時代は、チェスなどのルールが決まったゲームで、ゴールにたどり着けるような選択肢を選ぶようにコンピュータに学習させる研究が進められました。いわゆる「推論・探索」をコンピュータにさせていました。
ルール・ゴールが決まったものには一定の成果がありました。しかし、現実にある問題は複雑なものが多く、その複雑な問題には対応できずうまく機能しないことが判明しました。
AIに対しての失望感が大きくなり、1970年代にAI冬の時代を迎えることになってしまいます。
1980・1990年代 第二次AIブーム
エキスパートシステムと呼ばれるものが盛んに開発されるたのが第二次AIブームです。
エキスパートシステムとは、専門知識のない素人あるいは初心者でも専門家と同じレベルの問題解決が可能となるよう、その領域の専門知識をもとに動作するコンピュータシステムのことです。
例えば、患者が質問したら医者のようにその質問から病名を推定するシステムのことをエキスパートシステム呼びます。
このエキスパートシステムは、曖昧な質問にも答えられるなど一定の成果は得られました。しかし、維持、管理コストが高く、コンピュータの処理能力の限界もあり、またAI冬の時代を迎えてしまします。
2010年代 第三次AIブーム
そして、現在進行系で起こっているのが第三次AIブームです。
DeepLearningをはじめとする機械学習、ビッグデータ、ハードウェアの進化がこのブームのトリガーとなっています。今までできなかったことが高精度にできるようになり、AI活用がビジネスレベルまでの実現が期待されています。
AIについて
AI(人工知能)は大きく2つに分ける事ができます。
- 特化型人工知能(弱いAI)
- 汎用型人工知能(強いAI)
特化型人工知能は、人間の1つの行動に特化して動作するAIのことです。特定の処理については高い精度を発揮します。ニュースに出てくるAIのほとんどがこの特価型人工知能のことです。
汎用型人工知能は、人間と同じように新たな知識を獲得し、人間と同じような知的処理を発揮する能力を持っています。身近な例だと、ドラえもんがこの汎用型人工知能です。
現在の技術では実現にはまだまだ道のりは長いと言えます。
この2つのAIに共通するのは、動作のために大量のデータが必要ということです。AIは大量のデータを元に規則性やルールを学習します。AIに活用されるデータは、量・質ともに重要です。